●ローヌ川
ローヌ川は、スイスにあるローヌ氷河を源流としレマン湖を通過、ローヌ・アルプ地方を山脈沿いに流れます。
リヨンでソーヌ川と合流し南へ流れを変え、プロヴァンス地方を通り、アルル付近で二手に分かれカマルグ湿地帯を作り、地中海に注いでいます。全長812kmの長さを持つフランス屈指の河川。(フランス国内は581㎞)
ローヌ川の語源はラテン語のロダヌスであり、古代ギリシア語のロダノスまで遡ることが出来ます。
これは、ケルト語の河川名ロトまたはロドの音に由来していると考えられています。
中世時代はフランスと神聖ローマ帝国間の国境の川でもありました。
●文化伝達の担い手
鉄道や自動車、航空機が登場する前は、ローヌ川は物資輸送の大動脈としてフランスの南北を結んでいました。
ローヌ川を通り、様々な外国の文化がフランスに持ち込まれたのです。
例えば、フランスが誇るワイン。フェニキア人やギリシャ人によりマルセイユよりフランスに持ち込まれたと言われています。ローマ軍やカトリック修道院の拡大と共に北へと運ばれ、フランスで生産されるようになり、上流のソーヌ川沿いのブルゴーニュ地方は世界屈指のワインの名産地になりました。
ローヌ川沿いのコート・デュ・ローヌ、プロヴァンス地方などもワインの産地として有名です。
●クルーズについて
クロワジー・ヨーロッパのローヌ川クルーズは、美食の街リヨンを出発、南下してプロヴァンス地方を進み、地中海のマルティーグまで航行します。アヴィニョン、アルルなどの歴史ある街や、コート・デュ・ローヌなどのワイン畑、カマルグの湿地帯など、バラエティ溢れるプロヴァンスの大自然の風景と出会う事が出来ます。
リヨンよりソーヌ川沿いを進み、ワインの名産地ブルゴーニュやボージョレなどを訪れるクルーズもあります。
寄港地 |
リヨン、アヴィニョン、アルル、マルティーグ、タンエルミタージュ、ヴィエンヌ、トゥルノンなど
クルーズ日数 |
2泊3日~7泊8日
エクスカーションで訪れる観光地 |
リヨン、アヴィニョン、アルル、ローマ遺跡ヴィエンヌ、中世の町ヴィヴィエ、カマルグ湿原、ヴェルコールとディ村ワインセラー、オリーブ農場、ボージョレ葡萄畑、クリュニー修道院、ブルゴーニュの葡萄畑など
■リヨンへのアクセス:
*パリ(リヨン)駅から列車で約2時間。
フランス国鉄:https://www.sncf.com/en
■マルティーグへのアクセス:
*マルセイユ空港からバスで約1時間。
シャトルバス:http://www.marseille-airport.com/
■シャロンシュルソーヌへのアクセス
*リヨンから列車で約1時間~1時間20分。
フランス国鉄:https://www.sncf.com/en